作品の受け渡しと法的手続き

作品が出来上がり登録が取れたら、いよいよ受け渡しになります。前にも書きましたが、登録証が付いている刀でも、持ち主が変わった場合、その刀が誰の許に有るかを、刀の登録をした本籍地の教育委員会に知らせる必要が有ります。ほとんどの場合その手続きは刀を作った刀鍛冶がやってくれるか、用紙の書き方を教えてくれますが、至って簡単な手続きですから、必ずこの届け出は行って下さい。

支払いが終われば、これで「この世に一口しか無い」お気に入りの日本刀が貴方の物になります。

刀は出来上がるまでとても時間がかかりますから、完成を待ちわびておられる依頼主の方にはひとしおのお喜びだと思いますが、刀鍛冶にとっても、永らく待った現金収入の時ですから、これ又とても嬉しい時では有ります。(蛇足)

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